やっと改良されたタジマ(ミロク)製筋交定規「如意棒」

先日ホームセンターの売り場を見ていたら、見慣れない黄色と黒の筋交定規があったので、何かと思ったらタジマ製でした。従来のタジマの筋交定規は赤と銀だったので、シンワかどこかが対抗して新しく作ったのかと思いましたが、タジマだったので、やっと改良したか、と。

というのも、私は以前タジマに「この筋交定規は改良する必要がある」と問い合わせのメールを入れたことがあります。私が19の時なので、もう7年が経つのですが、他に同じ意見がある人が大勢出ない限り、改良されることはないと諦めていました。

で、その改良点の一つが
「裏向きで筋交に当てると長さ固定するツマミが当たってしまって使えない」事です。片側には定規の長さを固定するツマミが付いていて、定規両端の罫書きに使用する直角部分よりツマミの方が出っ張っているので、ツマミの無い方に筋交を当てなければなりませんでした。これによって筋交の向き(入れ方向)によって、筋交の室内に向けたい側に定規を当てて罫書く・筋交の外側に向けたい側に定規を当てて罫書く というのが筋交の反り方向によって決まってしまうのです。これが新製品では、固定ツマミより両端の罫書き定規の方の出を長くすることで改良されていました。

残念だったのは、もうひとつの改良点
「1階で採寸する際、GLや基礎上で作業すると固定ツマミに手が届かない」
という点が改良されていなかった事です。確かに1階2階共総ネダレス工法で、荒床が先に張られる工法が増えていますが、全ての在来工法がそうなったわけではありません。荒床が無い場合は、わざわざ不安定な土台の上に乗って固定ツマミを留めに上がらなければなりません。これも7年前に書き込んだはずですが、取りいれてもらえませんでした。