出番急上昇の階段定規、しかし定規との相性がある溝切PG21BB

前記の階段定規ですが、このところ出番が多く、前回から3ヶ月足らずで再び箱を開けました。

前述の通り、非常に優れた定規です。その使い方ですが、

使用する前に、加工する勾配の墨に定規合わせて裏に付いているレバーを回して固定します。

まず、ミゾキリのベース左端から刃までの距離を測り、それに定規を合わせ、墨線を合わせて被材と固定します。

次に、ベース上端から刃までの距離を測り、ミゾホリの止まり定規を設置します。

止まり定規に当たるまでミゾホリで切削します。これの繰り返しです。

この作業に限らず、傾斜を付けない溝加工で最も優れている溝切と言えるのが日立工機製の造作溝切PG21BBです。この機種は、刃物が他の溝切より小さく、専用の刃でないと取りつけることが出来ませんが、そのお陰でベルト式溝切の安定性と小穴カッタ並みの軽量を両立しています。

他にも、このように深さのストッパが付いている為、

途中から差し込み使いして加工する際にも1発で深さを決められるのです。

しかしながらこの機種、この階段定規と併用すると問題が発生します。それは

このベルトカバーの部分が当たって階段相応の深さまで溝を突く事が出来ないのです。なので

ベルトカバーを外して加工します。こうすることで最大4分程度の深さまで溝を突く事が出来ます。

ただ気をつけないとならないのが、ベルト露出で使用するので

コードを傷めたりして自爆してしまうのです。しかし、コードより更に補助ハンドルを握る左手に注意しなければならないのは言うまでもありません。